ボードゲームのおすすめは?子どもと一緒に楽しめるのはこれ!

公開日:2024/06/21
ボードゲームのおすすめは?子どもと一緒に楽しめるのはこれ!

最近ボードゲームが流行っていて、店頭でも色とりどりのボードゲームがたくさん並んでいるのを見かけます。子どもと一緒に遊んでみたいけれど、ボードゲームの種類や数が多すぎてどのボードゲームを選んだらいいのか分からないという人はいませんか?この記事では、子どもと一緒に楽しく遊べるおすすめのボードゲームを紹介します。

ボードゲームとは何か?テレビゲームとは違う魅力も解説

ボードゲームのことを詳しく知りたいと思った人へ。まずは、ボードゲームの定義やその魅力について紹介します。

ボードゲームとは?

そもそもボードゲームとはいったいどんなものなのでしょうか。Wikipediaではこう説明されています。

ボードゲーム(board game)とは、専用のボード(盤)上で駒(石とも言う)を置く、動かす、取り除くなどして遊ぶゲームの総称。盤上ゲーム、盤上遊戯とも呼ばれる。また、「ボドゲ」と略されることもある。

引用:ボードゲーム – Wikipedia

ボードゲームの代表的なものとして挙げられるのが将棋、囲碁、オセロ、チェス、人生ゲームなどです。最近は、これらの定番ゲームに加えて、創意工夫を凝らした様々なボードゲームが売られています。ちなみにこの記事では、ボードが無くカードだけで遊べるカードゲームもボードゲームの中に含めてご紹介しています。

ボードゲームの魅力

テレビゲームは1人でもプレイできるのに加えてオンラインで遊ぶこともできるのに対して、ボードゲームはその場にいる人と直接プレイするため非常にアナログな遊びと言えます。
プレイヤーがボードを囲んで一つのゲームに取り組むので、自然と密度の濃いコミュニケーションが生まれます。例えば、ボードゲームのルールを知るには誰かが説明書を読まなければなりません。そして、そのルールをみんなに知ってもらうにはきちんと言葉で説明しなければなりませんし、聞く方もちゃんと聞かないと遊べないので必死です。時には質問も飛び交い、歓声が上がり、落胆の声もして・・・こんな風にボードゲームを中心にして自然にコミュニケーションが生まれるのが分かります。
ボードゲームの魅力の一つは、お互いの顔を見ながら実際に駒を動かしたりカードをめくったりしてゲームを進めることで、自然と会話が生まれてその場にいる人全員でゲームを楽しめることです。テレビゲームも面白いですが、たまにはボードゲームの良さを味わってみるのもおすすめですよ。

ボードゲームの選び方は?お気に入りに出会えるためのコツ

ボードゲームにはたくさんの種類があるので、いざ購入しようと思ってもどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。ここでは、たくさんあるボードゲームの中からお気に入りとなり得るものを選べるように、選び方のコツをお伝えしていきます。

プレイ時間で選ぶ

ボードゲームには30分以内で終わるものから数時間かけてじっくり遊ぶものまで様々なプレイ時間のものがあります。小さな子どもと遊ぶ場合は、プレイに長時間かかるものだと飽きてしまう恐れがあります。プレイが短時間で終わるものはルールが子どもでも覚えられるほど単純なことが多く、何度でも気軽にプレイして楽しめます。そのため、小さな子どもと一緒にボードゲームを楽しみたい場合は、プレイ時間が短めのものを選ぶと良いです。

難易度で選ぶ

ボードゲームは、箱に難易度や対象年齢が書かれている場合があります。子どもと一緒に楽しめるボードゲームを探すなら、これを目安にするのも良い方法です。難易度が低くルールが簡単なものなら、子どもはすぐに遊び方を覚えてボードゲームを楽しめるようになるでしょう。

シリーズものを選ぶ

ボードゲームの中には、○○2、○○3のように同じシリーズで違うバージョンが出ているボードゲームが存在します。違うバージョンが出ているということは、それだけ人気だということです。ボードゲームを選ぶ時には、最初のうちはこのようにみんなが選んでいるもの・よく売れているものを選ぶと、安心感がありおすすめです。

ボードゲームの選び方を紹介してきましたが、これらに関係なく自由にボードゲームを選んでみるのももちろんOKです。箱に書いてあるルールを読んでピンと来たから・ただ単に箱のイラストが可愛かったからなど、ボードゲームの選び方は人によって様々。ボードゲームを子どもと一緒に楽しみたいなら、店頭でいっしょに選ぶのも楽しそうですね。

子どももきっと気に入るおすすめのボードゲームを紹介!

ここからは、子どももきっと気に入って家族みんなで楽しく遊べるおすすめのボードゲームを紹介していきます。

イチゴリラ

イチゴリラは、対象年齢が3才以上となっていますが大人でも十分楽しめる絵合わせゲームです。ルールは神経衰弱に似ていますが、めくったカードによっては5枚全部同じカードをめくらなければそのカードを自分のものにすることはできないので難しいです。また、「ゴリラ」と「ごくう」、「ヨット」と「じょうぎ」など絵が似ているものがあって、わざと紛らわしくしてあるのもポイントです。「あれ、ここはゴリラだったかな、それともごくう!?」と頭がこんがらがってなかなかカードを取れないのがまた楽しいのです。こういうゲームはかえって大人よりも子どもの方が得意かもしれませんね。

ナンジャモンジャ(シロ・ミドリ)

ナンジャモンジャは、対象年齢が4才以上で、ルールが簡単なことから誰でもすぐに楽しめるカードゲームです。山札からカードをめくっていき、出てきたキャラクターに名前をつけて、後でもう一度同じキャラクターが出てきたときにいち早く名前を呼んであげるとカードがもらえるというルールになっています。最初のうちは覚えるキャラクターが少ないので簡単に感じられても、どんどんキャラクターが増えると頭が追い付かなくなって名前を思い出せなかったり言い間違えたりしてしまいます。ナンジャモンジャには「シロ」と「ミドリ」のバージョンがあり、それぞれ12種類のキャラクターが入っています。慣れてきたらシロとミドリを混ぜてプレイしても面白いです。ただし覚えるキャラクターの数が2倍になるので、難易度は高いですよ。

ブロックス

ブロックスは、対象年齢が7才以上のゲームで、プレイ人数が2~4人となっていますができれば4人だとより楽しめる陣取りゲームです。赤、青、黄、緑4色のブロックを持ったプレイヤーが自分の色のブロックをボードに置いていき、手持ちのブロックを最も多く置いた人が勝ちというルールになっています。ただやみくもに置けばいいというのではなく、ボードの角から置き始めて、しかも自分の色のブロックの角と角がくっつくようにおいていかなければなりません。自分の色のブロックの辺と辺がくっついてはダメなので、けっこう頭を使います。ブロックを置いていくにつれてだんだんスペースが無くなってくるので、どう自分のブロックを置いていくか戦略を練ることが必須です。大人も子どももみんなでわいわい楽しめるおすすめのボードゲームです。

モノポリー

モノポリーは、世界中でプレイされているあまりにも有名なボードゲームです。対象年齢は8才以上で、駆け引きや交渉が勝利のカギを握るので、簡単に遊べるゲームというよりは少し高度なテクニックを必要とするゲームで遊んでみたいという人にぴったりのゲームとなっています。ルールは、サイコロを振って止まったマスの指示に従うという点は普通のすごろくと変わらないのですが、モノポリーにはゴールが無く、同じところをぐるぐると回りながら自分の土地に家やホテルを建てていくところが特徴的。自分の土地に他のプレイヤーが止まるとその人からお金がもらえて、それを誰かが破産するまで続けます。写真のモノポリーは土地の名前に東京の地名を使っているのがユニークで、一番値段が高い土地は銀座と丸の内になっているというリアルさ。お正月などにみんなでプレイして盛り上がってみては。

ダイソーのトポロメモリー

ダイソーのトポロメモリーはその名の通りダイソーで買えるカードゲームです。なんと言っても110円で買えるので、気軽に遊べるのが嬉しいところ。対象年齢は6才以上で、プレイ時間は10分です。トポロメモリーでは、数学の一分野である「トポロジー」という考え方をもとにゲームを進めていきます。トポロジーの世界では、パーツの数と穴の数だけで図形を判断します。例えば、「100」「Web」の2つはパーツが3つ、穴が2つでトポロジー的に同じ形です。山札から一枚ずつめくって、出てきた図形の中でトポロジー的に同じ形のペアを見つけたら2枚をタッチします。正解ならカードがもらえます。トポロメモリーは、頭が凝り固まった大人より、子どもの方が得意な場合もあるかもしれません。ぜひ家族みんなでいっしょに遊んでみてくださいね。ダイソーには、110円で買えるボードゲームが他にもいろいろあります。安くても、品質は良くて問題なく遊べるので、ダイソーに行った時にはボードゲームコーナーを探してみてください。

ヒットマンガ

ヒットマンガはかるたの一種ですが、普通のかるたとはひと味違うゲームとなっています。対象年齢は6歳以上で、ルールも簡単なので、子どもでもすぐに遊び方を覚えて楽しむことが可能です。ヒットマンガの箱を開けると、読み札と取り札に同じ絵と吹き出しが描かれているのですがそこに文字はありません。テーブルに取り札を並べ、読み手は山札から1枚取って吹き出しの中に入るセリフを考え、キャラになりきってそのセリフを言います。取り手はそのセリフに合っていると思う取り札を取ります。正解していれば、読み手と取り手両方がカードをもらえます。このゲームのカギは、読み手の演技力にあります。恥ずかしがっていたり、どうとでもとれる無難な演技をしたりしていると取り手に伝わらず、誰も正解してくれなくてお手つきになってしまいます。自分の演技に取り手が共感し、正しい札を取ってくれると何とも言えず嬉しいものです。子どもと一緒にゲラゲラ笑いながら盛り上がりたいならこのゲームがおすすめです。

どうぶつしょうぎ

どうぶつしょうぎは、将棋を子どもでもできるように小さくしたもので、将棋の入門版とも言える対象年齢4才以上のボードゲームです。盤は3×4マス、駒は8枚。ひよこ、ぞう、ライオンなどの可愛い駒にはその駒が動ける方向に印がついているので、駒をどう動かすのかが子どもでも分かりやすいです。相手のライオンをつかまえるか、自分のライオンを相手エリアの一段目まで移動させられたら勝ちです。シンプルながら奥が深く、将棋の基礎を学べるので、子どもと2人でじっくりのんびり遊ぶのにぴったりです。どうぶつしょうぎが物足りなくなってきたら、ごろごろどうぶつしょうぎ(5×6マス)やおおきな森のどうぶつしょうぎ(9×9マス)もあるので、興味があればステップアップするのも良いかもしれません。

ベストフレンドS

ベストフレンドSは対象年齢7才以上で、プレイするともっと子どもと仲良くなれるかもしれないカードゲームです。ベストフレンドSの箱を開けると、何度も書いて消せるシートとペン、お題カードが入っています。ルールは簡単。出題者がお題カードから1枚めくり、お題を読み上げます。例えばお題カードに「私が結成する新バンド名」と書かれていたら、出題者以外の人は出題者の好きそうなバンド名を考えてシートに書いて出題者に提出します。出題者はシートをよく混ぜて誰が書いたかわからないようにし、こっそり見ます。出題者は回答をランク付けして最下位から発表していきます。ランキング1位になった人だけが自分の名前を明かし、その回のお題カードをもらうことができます。出題者は1回ごとに替わります。このゲームの中には、出題者のことをよく考えて答えをシートに書く時も出題者が回答をこっそり見る時も楽しい瞬間があふれていて、プレイするだけでお互いのことを前よりも知ることができとても幸せな気持ちになります。家族でプレイすれば、わいわい盛り上がること間違いなしです。

カタカナーシ

カタカナーシは、その名の通り「カタカナ」「ナシ」で物事の説明をして、みんなに分かってもらうゲームです。対象年齢は8才以上です。親は山札から1枚取って、指定されたカタカナ語の言葉を「カタカナを使わずに」説明します。例えば「エレベーター」がお題だったら、「百貨店などで、他の階に一気に移動したい時に使う」「乗ると縦に動く」などと言う風に。(百貨店のことをデパートとでも言おうものならカタカナ語を使ったと他の人に指摘されてアウトです。この場合指摘した人はカードをもらえます。)もし、見事「エレベーター」と回答した人がいたら、その人と親がカードをもらえます。カタカナ無しで自分の言葉で説明して、それを分かってもらえた瞬間はとてもうれしく、思わず正解してくれた人とハイタッチをしたくなります。カタカナーシは2も販売されていて、この作品の人気度を物語っています。同じシリーズで「エイゴダーケ」というカードゲームもありますよ。簡単なルールなので子どもと一緒に笑いながら楽しめておすすめです。

子どもと一緒に楽しむ!ボードゲームでたくさん遊ぼう

ボードゲームについてご紹介してきました。ボードゲームは、プレイする人同士が会話したり笑いあったりするきっかけをくれる存在です。ゲームをする中で相手の行動や考え方が垣間見られるので、相手のことをより理解できるのもメリット。子どもと一緒にボードゲームをすることで、かけがえのない時間を過ごすことができるでしょう。この記事を参考にして、ぜひお気に入りのボードゲームを見つけてみてください。

子どもとの過ごし方についての記事は他にもあります。子どもといろいろなことを楽しみたい方は、こちらのまとめ記事もぜひ参考にしてみてください。