懐かしの駄菓子10個を深掘り解説!札幌の駄菓子屋も紹介
子どもの頃、小銭を握りしめて駄菓子屋におやつや遠足のお菓子を買いに行った記憶は、誰しもが持っているのではないでしょうか。この記事では、駄菓子の文化に加え、大人になっても懐かしく思い出す駄菓子を10個厳選し人気の秘密を詳しく調べて分かったことをお伝えします。札幌にある駄菓子屋もご紹介します。
そもそも駄菓子とは?駄菓子の文化について調査してみた
駄菓子ってそもそもどんなもの?駄菓子の文化はいつから始まったの?このような疑問にお答えすべく、駄菓子について調査したことを分かりやすくお伝えします。
駄菓子とは何か
駄菓子の定義を調べてみました。
駄菓子(だがし)とは、茶席や贈答にも使われる高級菓子に対し、主に子供向けに製造販売される、安価な菓子のことである。
引用:駄菓子 – Wikipedia
駄菓子には名前に「駄」がついています。しかし、低価格なのに心地よい満足感を得られる駄菓子は、決して「駄(ダメ)」ではありません。駄菓子屋では、例えば500円持っていたとしたら大金持ちです。駄菓子は、子どもでもお小遣いの範囲内で簡単に手に入れられて、ハッピーになれるお菓子なのです。
駄菓子の文化はいつどこで始まったのか
駄菓子の文化は日本特有のものです。江戸時代の頃から始まったと言われています。雑穀類や水あめを練ったものが最初で、安いことから当初は一文菓子と呼ばれていたそうです。
江戸時代には上白糖を使ったお菓子がとても高級品だったことから「上菓子」と呼ばれていたのに対し、安価な黒糖を使ったお菓子を「雑菓子」と呼んでいたそうです。これが「駄菓子」の起源となります。
しかし今では、駄菓子という言葉は安いお菓子というよりは親しまれているお菓子という意味で使われるようになってきました。例えば、黒糖を使ったかりんとうは駄菓子ですが、今では高級品としても親しまれています。
懐かしの駄菓子10個を深掘り解説!人気の秘密とは何か
ここでは、懐かしの駄菓子の中から10個をピックアップして人気の秘密を探ってみました。皆さんのお気に入りがこの中にあるかどうか、探してみてくださいね。
モロッコフルーツヨーグル
モロッコフルーツヨーグルは、大阪のサンヨー製菓が製造している、ヨーグルトをイメージして作られた駄菓子です。小さな容器に白いクリームが入っていて、付属の木のヘラですくって食べます。食べると、優しい甘酸っぱさが口に広がります。気がついたら無くなっているくらい美味しい、もっと大きいサイズだったらよかったのに、と残念がっていた子供時代を振り返る口コミも見受けられました。しかし、主原料は植物油脂なので、あまり食べすぎると胃がびっくりしてしまうかも。また、モロッコフルーツヨーグルを食パンに塗って食べる人もいるそうなので、試してみてはいかがでしょうか。
うまい棒
言わずと知れた国民的お菓子の代表格と言っても良いコーンパフスナック菓子、うまい棒。リスカ株式会社が製造・やおきんが販売しており、1979年に発売してから60種類以上のフレーバーを生み出してきました。やさいサラダ味、めんたい味など定番モノから、シュガーラスクなどの変わり種まで、ついつい食べたくなってしまうものばかりです。2022年には、それまでずっと変わらなかった1本10円(税別)という価格が値上げされ1本12円(税別)になりました。うまい棒のキャラクターにはうまえもんと妹のうまみちゃんがいて、うまい棒の世界を盛り上げています。うまい棒を30本入りなどのセットで売っている店もあり、大人買いをしたいならセットもおすすめです。
参照:うまい棒│やおきんドットコム (yaokin.com)
ハートチップル
ハートチップルは、リスカ株式会社が販売している、うるち米から作られたハート形のスナックです。ニンニク味がポピュラーで、袋を開けるとニンニクの香りがプーンと漂います。ニンニク味がクセになり、手をのばすのがやめられなくなってしまうほど中毒性があるとの口コミもありました。ただし、食べた後の口の臭いがニンニクの強い臭いになってしまう恐れがあるため、食べるタイミングを考えましょう。ハートチップルは、ネットで販売終了との噂もありますがそれは間違いで、主に東日本のスーパーやドラッグストアなどで買えるほか、通販サイトなどでも購入することが可能です。北海道で売っていることはほとんどないので、関東に住んでいる人に送ってもらうよう頼むか、通販で購入するのが良いでしょう。
あんずボー
あんずボーは、ミナツネが製造する駄菓子です。細長いビニールの袋に、あんずの果肉とシロップが入っています。見た目はあまりきれいな色ではないのですが、食べてみるとあんずの甘酸っぱい味がします。そのまま食べてもいいのですが、冷凍庫で凍らせてシャーベット状にしてから食べるのもおすすめです。あんずボーについて調べていたら、カチカチに凍った状態でなく、少し溶けかけの頃がシャリシャリしてより美味しい、との声も見受けられました。1本売りとまとめ売りがあって、売っている場所によって違いがあります。駄菓子屋では1本がバラで売っていることが多いです。あんずボーが売っている場所は関東が中心なので、北海道ではもしかしたら手に入りにくいかもしれません。そういう場合は、通販サイトなどで購入してみてください。
ポテトフライ
東豊製菓のポテトフライは、サクッとした食感が楽しいポテトスナックが4枚入った駄菓子です。フライドチキン味の他にカルビ焼の味、じゃが塩バター味がありますが、特に人気なのはフライドチキン味のようです。子どもの手にもぴったりのサイズで、量も多すぎず少なすぎずちょうどいいので、遠足のお菓子にも向いています。ポテトフライのキャラクターは「ポッチくん」と「カル兄」で、可愛らしい姿を商品のパッケージで見ることができます。東豊製菓は今まで、中華味、カレー味など様々なフレーバーのポテトフライを販売してきており、その歴史に思いを馳せても面白いです。ポテトフライは全国で販売されているので、見かけたらぜひ購入してみてください。
参照:キャラクター・歴史紹介|東豊製菓株式会社 (toho-seika.co.jp)
キャベツ太郎
キャベツ太郎は、うまい棒と同じやおきんが販売しているコーンスナックです。ソースの味付けとスナックにまぶしてある青のりがお好み焼きをイメージさせます。口に入れると、サクサクとほぐれの良いスナックなので食べやすいです。商品名にキャベツとありますが、実際にキャベツが入っているわけではありません。それではどうしてキャベツ太郎という名前がついたのかというと、「スナック一つ一つが芽キャベツに似ているから」「発売当時はキャベツの千切りにソースをかけて食べるのが主流だったから」などの説があるそうです。ちなみに、キャベツ太郎のパッケージに載っているキャラクターは「カエルのおまわりさん」と言うそうです。
参照:キャベツ太郎 – Wikipedia
蒲焼さん太郎
やおきんが販売している蒲焼さん太郎は、スケトウダラのすり身を平たくしたものを焼いてしょうゆやみりんなどで蒲焼風に味付けした、堅い食感のお菓子です。うなぎの蒲焼は高級品なのでなかなか食べられませんが、駄菓子で気軽にうなぎの蒲焼を食べられるようにと考えて作られたそうです。口に入れると、噛み応えのあるシートを噛みしめるほどに蒲焼風のタレの味が染み出てきます。蒲焼さん太郎は安価なので、例えば300円までと決められている遠足のお菓子を買いに行って、あと〇円で300円!という計算で困ったときのお金の調整役として使いやすいです。
参照:蒲焼さん太郎 30入り ※数量限定 お一人様10個まで | 珍味 | 楽駄屋(旧駄菓子屋三冠王) (dagasiya.com)
さくらんぼ餅
共親製菓のさくらんぼ餅は、小さなトレーに12個の餅が乗っていてそれを付属の爪楊枝で食べるという可愛い駄菓子です。この餅というのは、餅と言っても本当の餅ではなくて、水飴が原料の餅飴と呼ばれるものです。さくらんぼ餅の他にも、ぶどうや青りんご、シャンペンサイダーなどの味があります。パッケージが透明な袋なので、中の餅飴の色が透けて可愛らしいです。今はさくらんぼ餅の形をしたミラーがガチャガチャの景品に入っているなど、さくらんぼ餅の思い出やデザインに親しみを持ち、懐かしむ人が多いことがよく分かります。12個入りなので、2人でも3人でも4人でも、複数の人で分けるのに数が割り切れてちょうど良いですね。
すっぱいレモンにご用心!
すっぱいレモンにご用心!は、明治チューインガム株式会社が製造しているチューインガムです。袋の中に3つのレモン味のガムが入っているのですが、一つだけとてもすっぱいガムが隠れています。例えば、3人で一斉にガムを選んで口に入れて、自分の選んだガムがすっぱいガムだった人が負け、という風に遊ぶことができます。レモン味の他にも、ソーダ味とぶどう味があり、気分によって違う味を楽しめます。子どもの手にぴったりサイズなので、遠足のお菓子に選ぶのにも良いですね。このガムを使って友達と遊んだら盛り上がること間違いなしです。
こんにゃくゼリー
共親製菓のこんにゃくゼリーは、細長いビニールの袋の中に色とりどりのこんにゃくゼリーが入っている駄菓子です。ビニールの袋は手で簡単に切ることができます。封を開けて下からゼリーを押し出すと、上からゼリーが出てくるのでそれを少しずつ食べましょう。こんにゃくゼリーは冷蔵庫で冷やして食べたり、暑い時は凍らせて食べたりと、いろいろなシーンでの楽しみ方ができます。様々な味が楽しめるので、友達と交換して遊ぶのもおすすめです。
札幌で駄菓子屋はどこにある?最寄りの駄菓子屋を探そう
ネット通販で駄菓子を買うのも良いですが、駄菓子屋に行ってどれを買おうか悩んだり、買い物カゴに駄菓子をたくさん入れてお金持ち気分になったりするのも楽しいものです。では、札幌で駄菓子屋はどこにあるのでしょうか。札幌の駄菓子屋はどこにあるのか区ごとに調査し、結果をお伝えします。あなたの家から近い駄菓子屋を見つけてみてください。
中央区
【藤川菓子店】
小さな店内に所狭しと並んだ駄菓子。足を踏み入れるだけでワクワクするような藤川菓子店は、1918年創業の駄菓子屋です。すすきのの中心にあります。
住所:札幌市中央区南6条西4丁目 すすきの市場 内
【おもちゃのヨシダ 大空】
おもちゃのヨシダ 大空は、サッポロファクトリー2条館1Fにあるおもちゃ屋で、駄菓子も売っています。広い店内で、楽しく駄菓子を探すことができますよ。
住所:札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー内
東区
【東京屋】
東京屋は、玩具総合卸問屋です。駄菓子だけでなくおもちゃや縁日商品、花火なども販売しています。卸売のためバラ売りはしていませんが、駄菓子の大人買いをしたい人にはぴったりのお店です。
住所:札幌市東区本町1条7丁目3-21
西区
調査しましたが、札幌市西区の駄菓子屋は見つかりませんでした。
南区
【竹田商店】
竹田商店は、南北線澄川駅のそばにある駄菓子屋です。お菓子の量り売りをしていて、好きなお菓子を好きな分だけ購入することができます。
住所:札幌市南区澄川4条2-11-18
北区
【ぽこぺん】
ぽこぺんは、札幌市北区にあるおもちゃと駄菓子の卸問屋です。Instagramも充実しています。問屋のため、一般客は入店を断られてしまうこともあるので電話で確認してから行きましょう。
住所:札幌市北区西茨戸1条1丁目2-11
豊平区
【たぬきの星 ザ・ビック豊平店】
たぬきの星はスーパーやショッピングモール内にある小さなお店で、駄菓子やおもちゃ、ガチャガチャコーナーなどがあります。買い物ついでに気軽に寄ることができて便利です。
住所:札幌市豊平区豊平4条9丁目3-1 ザ・ビック豊平店内
手稲区
【おやつ工房ピッコロ】
おやつ工房ピッコロでは、駄菓子を買って楽しめるほか、フライドポテトやかき氷を注文して店内で食べることができます。子どもたちの憩いの場として親しまれているお店です。
住所:札幌市手稲区星置1条6丁目6-11
白石区
【駄菓子屋チョビ】
駄菓子屋チョビは、古民家を改装してできたお店で、小さいながらも品ぞろえは十分です。小学校が近くにあるので、町探検の授業で子どもたちが来店したこともあったそうです。
住所:札幌市白石区平和通1丁目南7-5
厚別区
【サンシェルwithだがし夢や カテプリ新さっぽろ店】
サンシェルwithだがし夢やは、10代向けのバラエティショップである「サンシェル」と「だがし夢や」がコラボレーションしてできたお店です。子どものお小遣いで買える駄菓子が揃っています。
住所:札幌市厚別区厚別中央2条5-7 カテプリ新さっぽろ 3F
清田区
【駄菓子屋おあしす】
駄菓子屋おあしすは、株式会社オアシスで営業しているお店です。公式ブログによると、老人ホームの夏祭りに出張してお店を出したこともあったようです。
住所:札幌市清田区真栄4条1丁目2番1号
少ないお金で豪遊できる!早速駄菓子屋へ行ってみよう
駄菓子屋に行くと、色とりどりの駄菓子が並んでいて、大人でも楽しい気分になります。たとえ100円しか持っていなくても、駄菓子屋では十分な金額で、駄菓子を何個かゲットできるので心が満たされる感じがすることでしょう。また、駄菓子は買って終わりではなく食べても楽しいものです。駄菓子の歴史に思いを馳せながら、家族と、友達といっしょに食べてみてはいかがでしょうか。
子どもと一緒に楽しめるような記事は他にもあります。こちらのまとめ記事もぜひ参考にしてみてください。