夏の北海道では水族館に行こう!おすすめの水族館と楽しみ方を紹介!

公開日:2025/07/18
夏の北海道では水族館に行こう!おすすめの水族館と楽しみ方を紹介!

夏の北海道は冬と比べて行動範囲が広がりやすく、さまざまな場所で多くのことを楽しめます。一方で特に近年は気温が上がりやすく、必ずしも快適な気候ではなくなってきました。
暑さをしのぎつつ夏の北海道を楽しむ方法として水族館への訪問が挙げられます。大きな水槽や元気いっぱいのショーなど、さまざまな形で楽しめる施設です。この記事では北海道にある水族館の例と水族館の主な楽しみ方を紹介します。

夏の北海道でおすすめできる主な水族館

広大な北海道は海や川に恵まれており、魚や水棲哺乳類など水族館で人気の生き物が多く生息しています。そのため水族館の数も多く、道内各地でバラエティ豊かな水族館を楽しめます。自然を生かしたダイナミックなものや都市型のスマートなものなど、北海道でさまざまな水族館を楽しんでみましょう。北海道に設けられている主な水族館を以下で紹介します。

おたる水族館

小樽市にあるおたる水族館は北海道の自然を間近で楽しめるスポットです。小樽の中心街から少し先の海沿いにあり、多くの淡水・海水生物が飼育されています。世界的に貴重なネズミイルカや多数のアザラシ、北海道ならではの大型魚などをみられます。
おたる水族館では海の一部を囲んでプールにしており、自然に近い環境で暮らす生き物たちを観賞できます。「○○のじかん」と呼ばれるショータイムには、野生のトドやカモメなどが乱入するハプニングを楽しめるかもしれません。

所在地:小樽市祝津3丁目303
アクセス:小樽駅よりバスで約20分、おたる水族館停留所よりすぐ

参照:おたる水族館公式サイト

AOAO SAPPORO

札幌市にあるAOAO SAPPOROは、気軽に訪問して思い思いの時間を過ごせるスポットです。札幌中心部の狸小路にある都市型水族館で、各種の生き物や美しいデジタルアートなどをみられます。館内でクロワッサンやカクテルなどを販売しており、美しい水槽を眺めつつ食事も楽しめます。
AOAO SAPPOROではバックヤードの様子を公開しています。スタッフによる生き物の健康管理やエサの用意など、水族館の裏側も同時に楽しめるでしょう。

所在地:札幌市中央区南2条西3丁目20 moyuk SAPPORO 4階-6階
アクセス:狸小路停留所よりすぐ

参照:AOAO SAPPORO公式サイト

サケのふるさと千歳水族館

千歳市にあるサケのふるさと千歳水族館は、サケを中心に多くの淡水魚を観賞できるスポットです。千歳川の隣に設けられており、大小各種の水槽だけでなく川のなかもガラス越しに観察できます。チョウザメの稚魚やドクターフィッシュなどと触れ合える体験ゾーンも人気です。
水族館の隣には道の駅も設けられています。サケや地域の食材などを買ったり食べたりできるため、自然の恵みをたっぷりと感じられます。

所在地:千歳市花園2丁目312
アクセス:千歳駅より徒歩約15分

参照:サケのふるさと千歳水族館公式サイト
   道の駅サーモンパーク千歳公式サイト

登別マリンパークニクス

登別市にある登別マリンパークニクスは、おしゃれな空間で美しい景観や愛らしい生き物たちをみられるスポットです。デンマークの古城をモデルにしている「ニクス城」を中心に、約400種の生き物が飼育・展示されています。大水槽のなかを通るアクアトンネルや美しい演出の大きなクラゲ水槽など、水族館ならではの絶景を楽しめます。
ニクス城の外にもさまざまな見どころがあります。ペンギンのパレードやアザラシのリングプールに加えて、観覧車やメリーゴーラウンドなどでリラックスできるでしょう。

所在地:登別市登別東町1丁目22
アクセス:登別駅より徒歩約5分

参照:登別マリンパークニクス公式サイト

市立室蘭水族館(室蘭民放みんなの水族館)

室蘭市にある市立室蘭水族館は懐かしさと珍しさが共存しているスポットです。捕鯨会社の跡地に建てられた水族館で、1953年から営業している北海道初の水族館です。水槽を車窓のように並べる昔ながらのスタイルが特徴的で、懐かしさを感じつつ観賞できるでしょう。
室蘭水族館では「アブラボウズ」という魚をシンボルにしています。全国的にも珍しい魚で、室蘭水族館が先駆けて展示を始めました。トドのショーやペンギンの行進などと一緒に楽しめます。

所在地:室蘭市祝津町3丁目3-12
アクセス:室蘭駅より徒歩約5分、市役所北停留所よりバスで約15分、祝津公園入口停留所より徒歩約7分

参照:室蘭民放みんなの水族館公式サイト

ノシャップ寒流水族館

稚内市にあるノシャップ寒流水族館は、美しい風景を眺めながらさまざまな学習も行えるスポットです。ノシャップ岬の先端にある日本最北の水族館で、イトウ・カレイ・ホッケなど北の海の生き物を多く観賞できます。ショープールでのアザラシショーや美しい夕日も要注目です。
水族館の隣には稚内市青少年科学館が併設されており、まとめて「わっかりうむ」という愛称が付けられています。共通の入館料で利用できるため、水族館と科学館で多くの知見を得てみましょう。

所在地:稚内市ノシャップ2丁目2-17
アクセス:稚内駅よりバスで約15分、ノシャップ停留所より徒歩約5分

参照:わっかりうむ ノシャップ寒流水族館公式サイト
   わっかりうむ 稚内市青少年科学館公式サイト

オホーツクとっかりセンター

紋別市にあるオホーツクとっかりセンターは個性豊かなアザラシたちをたっぷりと観られるスポットです。アザラシを専門に飼育しており、ケガや衰弱しているアザラシの保護が主な目的です。施設名の「とっかり」はアイヌ語でアザラシを意味しています。
飼育員の解説を聞きながらエサやりシーンを観られるほか、一部のアザラシには合図を出したりエサやり体験したりも行えます。エサやり体験は先着で5名までのため、参加したい場合は注意しましょう。

所在地:紋別市海洋公園2
アクセス:遠軽駅より徒歩約5分、遠軽停留所よりバスで約1時間10分、オホーツクタワー入口停留所より徒歩約13分

参照:オホーツクとっかりセンター | オホーツク・ガリンコタワー株式会社

北の大地の水族館(山の水族館)

北見市にある北の大地の水族館は、淡水魚の生活をリアルに観賞できるスポットです。イトウやオショロコマなど北海道の珍しい淡水魚を多く飼育しており、川だけでなく滝も再現した水槽で自然に近い姿の生き物たちをみられます。特にイトウは大きな個体が多数飼育されていて、生きたニジマスを捕食する「いただきますライブ」も人気です。
北の大地の水族館は温根湯温泉に設けられており、水温維持のため温泉水を使用しています。魚たちを美しくきれいに育ててくれる温泉にも、水族館とあわせて訪問してみましょう。

所在地:北見市留辺蘂町松山1-4
アクセス:留辺蘂駅よりバスで約20分、道の駅おんねゆ温泉停留所より徒歩約2分

参照:北の大地の水族館公式サイト

マリモ展示観察センター

釧路市にあるマリモ展示観察センターは、阿寒湖ならではの珍しい風景をみられるスポットです。阿寒湖に浮かぶチュウルイ島に設けられており、湖畔から遊覧船でアクセスします。センター内には阿寒湖の湖底を再現した水槽があり、特別天然記念物のマリモが多数飼育されています。大小さまざまなマリモを間近で観賞できるでしょう。
野外ではイトウやアメマスなど阿寒湖に生息する生き物や阿寒湖の絶景などもみられます。道東の美しい湖である阿寒湖をたっぷりと楽しみましょう。

所在地:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目5-8(阿寒湖遊覧船乗り場)
アクセス:北見駅よりバスで約1時間30分、阿寒湖バスセンターより徒歩約10分(阿寒湖遊覧船乗り場)

参照:マリモ展示観察センター | 阿寒観光汽船株式会社

標津サーモン科学館

標津町にある標津サーモン科学館はサケの観察やユニークな体験などを楽しめるスポットです。サケを中心にカレイやイトウなど標津周辺の生き物を多く展示しており、時期によっては標津川に遡上してきたサケの産卵をみられる場合もあります。
魚と触れ合える体験コーナーも利用できます。特にチョウザメが自分の指を食べる「チョウザメ指パク体験」は人気です。チョウザメには歯がないためケガの危険はありません。独特の不思議な感覚を楽しめるでしょう。

所在地:標津郡標津町北1条西6丁目1-1-1
アクセス:釧路駅よりバスで約2時間5分、中標津バスターミナルよりバス乗り継ぎ約30分、サーモンパーク入口停留所より徒歩約3分

参照:標津サーモン科学館公式サイト

夏の北海道での水族館の楽しみ方

水族館はさまざまな方法で楽しめる施設です。美しい風景に癒される・幅広い知識を得る・水中の生き物たちを身近に感じるなど、一人ひとりが自由な形で楽しめるでしょう。いずれの方法も水族館の正しい楽しみ方です。訪問時の自分が最も楽しめる方法を選びましょう。以下では北海道の水族館を中心に、水族館における主な楽しみ方を紹介します。

生き物について学ぶ

水族館に飼育・展示されているさまざまな生き物について学び、知識を深めましょう。基本的に水族館では水槽のそばに生き物の紹介文が書かれており、どの生き物がどのような生態か教えてくれます。水族館によってはユニークな生き物を展示している場合もあり、特に北海道の水族館では寒冷地の海や川などに生息する生き物を多くみられます。
水族館によってはさまざまなガイドや体験会を開催しており、参加すればさらに多くの知識を得られます。生き物だけでなくバックヤードを見学できる場合もあります。生き物の元気な生活を守るための工夫を知り、水族館の生き物について多方面から学びましょう。

リラックスする

水族館で生き物を眺めていると大いにリラックスできます。水槽内を優雅に泳ぎ回る魚やゆったり揺れる海藻・水面などを薄暗い室内から観る形になりやすく、多くの人が癒し効果を得られるとされます。特にさまざまな生き物が展示されている大水槽ならば長く観やすいため、より長時間水槽の癒し効果を得られるでしょう。
水族館でリラックスできる生き物として、近年はクラゲが多くの人気を集めています。少しずつ動きながら水中を気ままに漂う美しいクラゲの姿は自律神経の改善にも効果がある、という研究データも存在します。クラゲは種類によって見た目が大きく異なり、水族館によっては水槽のさまざまなライトアップも行われています。多くの水族館を巡って、自分がよりリラックスできる水槽を探してみましょう。

参照:春は、水族館で幻想的なクラゲに癒される | 旅探 ホームメイト・リサーチ

ショーを楽しむ

イルカ・アシカ・ペンギンなど、さまざまな生き物によるショーも水族館の大きな魅力です。素早く泳ぎ大ジャンプするイルカの力強さや観客の目の前をヨチヨチと行進するペンギンの愛らしさなど、生き物の特徴を生かした姿を楽しめます。トレーナーと共演する場合も多く、人と動物による息の合ったパフォーマンスも見所です。
ショーの種類によっては季節限定で開催している場合もあります。特に北海道は冬の気候が厳しいため、ショーの開催を夏のみにしている水族館も少なくありません。一方で、水族館によっては冬ならではのショーを開いている場合もあります。行きたい水族館や観たいショーの開催時期を確認しておきましょう。

動物と触れ合う

水族館によっては、さまざまな生き物たちと触れ合えるコーナーも設けています。ヒトデ・ウニ・小型のサメなど、通常触れる機会がない水中の生き物に直接触れます。生き物によって異なる手触りを楽しんだり、通常の水槽以上に近くから生き物を観察したりできるでしょう。「ドクターフィッシュ」と呼ばれる魚と触れ合える場合も少なくありません。トルコ原産の温泉水に生息する魚で、皮膚の古い角質を食べてくれる点で有名です。歯がないため痛みもなく、美容や皮膚病治療に効果を発揮してくれます。
動物にエサやりを行える水族館も少なくありません。アザラシにエサやりできる場合が多く、愛らしい姿を間近で楽しめます。生き物との交流で新鮮な体験をしてみましょう。

参照:ドクターフィッシュの効果と注意点とは?トルコ発祥の角質を食べる魚 | ターキッシュエア&トラベル

まとめ

北海道にある水族館の例と水族館の主な楽しみ方を紹介しました。北海道では各地に多くの水族館が設けられており、さまざまな生き物を観賞できます。美しい水槽を眺めたり可愛らしいショーを観たりと、思い思いに楽しめるでしょう。北海道の水族館では道外と異なる独自の体験が可能な場合も多く、北海道ならではの特徴を探す楽しみもあります。
近年では北海道も夏には暑くなる日が多く、暑さによりストレスも溜まりやすくなります。水族館に行けば清涼感を得つつリラックスできるでしょう。楽しく避暑を行える場所として、水族館まで足を運んでみてください。