ズボラでもOK!完璧を目指さない家事テクニック13選

公開日:2025/04/11
ズボラでもOK!完璧を目指さない家事テクニック13選

いつも家は綺麗に保つべき。毎日栄養のある料理を節約しつつ作るべき。そんないくつもの「べき」に、毎日縛られながら過ごしていませんか?志を高く持つことは素晴らしいことですが、多くの「べき」に支配されて体調を崩してしまったり、かえってやる気がなくなったりしてしまっては本末転倒です。この記事では、完璧を目指すのではなく、ズボラでもいいから毎日の家事をゆる~くこなしていくためにおすすめのテクニックを13個ご紹介します。

ズボラ家事は悪ではない!おすすめする理由について解説

ズボラな筆者が、ズボラ家事をおすすめする理由について解説します。

ズボラって本当に悪いこと?

ズボラの意味をネットで検索したところ、ズボラとは「行動・性格がだらしのないこと」という意味だそうです。

参照:ずぼらとは? 意味・使い方をわかりやすく解説 – goo国語辞書

このことから、ズボラ家事というとなんだか悪いことのように感じてしまうのも無理はありません。しかし、ズボラ家事は悪ではなく、むしろ「良いもの」であるとも捉えることができます。ズボラ家事とは、要は自分が心地よく過ごせるように、無理なくできる方法を見つけることなのです。

完璧主義の人に特におすすめしたい「ズボラ家事」

筆者は昔から「こうあるべき」という考えが強すぎる一方で実際には自分の思う「理想的な家事」ができないので、「だったらもういいや」と諦めてしまっていました。

※ちなみにこの考え方は心理学において「完璧主義」とか「0か100か思想(二分化思考)」と呼ばれます。
参照:二分化思考・白黒思考|臨床心理士が教える認知の歪みの原因と対策② | 東京カウンセリングオフィス (tokyoco.jp)

完璧主義や「0か100か」という考え方は、心理学的にも心の負担になりやすいと言われています。家事に対しても、このような厳しい基準を持つと疲れてしまいますよね。大切なのは、無理なく続けられる「ほどほど」を見つけることです。
ズボラ家事の考え方では、家事をするのに完璧である必要はありません。せいぜい4割、5割できていれば良い方なのです。家事は毎日ずっと「しなくてはならないもの」として続いていくもの。毎日100点を取り続けるのは難しくても、40点・50点を取り続けることならできそうな気がしてきませんか?「少しずつ」でも毎日続けられるのは素晴らしいことです。そして、「少しずつ」でも毎日家事ができている自分を褒めてあげられたら素敵ですね。

ズボラ家事はある意味「効率的」な家事

ズボラ家事は本来のきっちりとした「家事」ではないので、時には常識外れと捉えられることもあるでしょう。しかし、どんな方法で家事を行っても、自分にとって心地よい暮らしができればそれで良いのです。ちょっとだらしがないかもしれないけれど、自分にとって「時短」で「楽」な方法だったら、ズボラ家事は最高に「効率的」な家事だと言えます。

実際に試して良さが分かった!ズボラ家事テクニック13選

ここでは、筆者が実際に行っているズボラ家事テクニックを13個ご紹介します。
読む前に気をつけていただきたいのが、これらの方法はあくまでも「筆者にとって」ベストな方法であるということです。「時短」や「楽」の基準は人それぞれ違うので、人によっては「何だこれ」と思うようなものもあるでしょう。その場合は、これらのテクニックは参考にとどめて、自分だけのズボラ家事テクニックを工夫して創り出してみてください。

買い物は毎日、必要なものだけ

筆者の場合、買い物は毎日します。必要なものだけを買うようにしていますが、たまに家族が好きなアイスなどを買うこともあります。必要なものをその日必要な分だけ買うことで、「今日の分」と頭の中で整理できて分かりやすく、また食材を余らせることがほとんどありません。
野菜や肉を繰り越して使うことはほとんどないので、考え方によっては割高かもしれませんが、食材を使い切れなくて捨ててしまうこと、冷凍などの方法を考えることの方が私にとってはストレスなので、「楽」であるこの方法に落ち着きました。

作り置きしない

作り置きに憧れて何度かやってみましたが、ズボラすぎる私の場合は続きませんでした。また、作り置きの賞味期限がどうしても気になってしまいます。気になってストレスに感じるくらいなら、いっそのこと作り置きはしない方が良いという結論に達しました。
ただ、キャベツなどが少しだけ余りそうという場合、ついでに刻んで保存袋に入れ、冷凍しておくという方法は簡単なのでよくやります。

無洗米を利用する

無洗米は米を研がなくてよくて、とてもおいしいので重宝しています。水を入れて炊飯器のスイッチを押すだけで良いのはズボラな私にとってポイントが高く、お米を炊くことに対してそんなに億劫に感じません。

時にはワンプレート料理も

夕食のメニューがハンバーグなどの時にサラダ・ご飯と一緒に一つのお皿に盛りつけるとカフェ気分が味わえます。そしてワンプレート料理で何より嬉しいのが、洗い物が減ること。我が家は食洗機を使用していますが、食器が少ないと洗剤がすみずみまで行き渡って汚れがよく落ちる気がしています。

クックパッド

私は毎日の料理をクックパッドから見つけることが多いです。プレミアムサービスに登録しているので、作りたいものや今ある材料などで検索するとレシピを人気順で見ることができます。つくれぽが多いレシピは、それだけ多くの人に太鼓判を押されたレシピだということ。月額料金はかかりますが、毎日いろいろな本を行き来してレシピを必死に見つけ出す手間が無いので妥当な出費だと思っています。

参照:レシピ検索No.1/料理レシピ載せるなら Cookpad

食器をすべて食洗機用で揃える

便利な食洗機。食洗機の機能を余すところなく使えるように、我が家では食器をすべて食洗機用で揃えています。そうすると、手で洗うのはフライパンと包丁のみ。食器はすべて食洗機が洗ってくれるので、食器洗いの時間を節約することができます。

燃えるゴミ以外は分別ゴミ箱へ直接捨てるルールを設定

我が家にはゴミ箱が3ヶ所あって、その内1ヶ所はゴミの種類によって分別できるゴミ箱です。家族にお願いしているのが、燃えるゴミ以外(容器包装プラスチック、雑がみなど)は分別ゴミ箱へ直接捨ててもらうこと。
このルールのおかげで、ゴミ箱の中のゴミをわざわざ分別する必要がなく、燃えるゴミの日だけ3ヶ所のゴミ箱からゴミを回収すれば良いので楽になりました。家族に協力をお願いするのもズボラ家事をうまく機能させるコツの一つです。

ポストに入っているチラシはその場で行き場を決める

ポストによく入っているチラシ。あとで見るかも?とその辺においてしまったが最後、「あとで」はいつやってくるのか分からないですし、「あとで」がやってきたとしてもそこで片付けようとするパワーが必要になるのでなかなか片付きません。
そこで、ポストからチラシを取り出した時点でざっと目を通し、その場で「いる・いらない」を判断します。「いる」と判断したなら自分の決めた場所へ移動、「いらない」と判断したならそのままゴミ箱へ。この方法でチラシの行き場をその場で決めてあげると確実に処理することができます。
宅配便の段ボールなども届いたその時にたたんでしまえばゴミが溜まらなくておすすめです。これはいろいろな場面に応用できるので、ズボラさんは試してみる価値ありです。

毎日5分掃除

月曜日にトイレ1階、火曜日にトイレ2階、水曜日に洗面所、というような感じで、毎日5分だけ掃除をしています。5分で終わるように掃除場所を小分けにしてあるので1日分の掃除はすぐに終わってしまい、物足りないと思うくらいです。しかし、これが掃除長続きのコツ。
たとえ5分だけでも、やるのとやらないのとでは大きな違いがあります。毎日掃除を続けることで、汚れが溜まりにくく落としやすいというメリットがあります。ズボラさんにとっては毎日掃除をするのは大変に感じるかもしれませんが、実はある意味「楽ちん」な方法だと言えます。

ズボラさん向けの掃除のコツについては下記の記事で詳しく解説しています。
ズボラでもできる!楽々毎日掃除のコツを分かりやすく解説

ダイソン掃除機は壁掛けにして取り出しやすく

掃除機は、すぐに取り出しやすいところに置いておき、なるべく掃除を始められるまでのアクションを少なくしておくのが掃除を楽に始めるためのコツです。
我が家ではダイソンの掃除機を壁掛けで充電できるようにして使っています。掃除をやろうと思った時にすぐに始められて、掃除が終わったら壁掛けの場所に掃除機をセットすれば充電もできるので、一連の流れがとてもスムーズで便利です。
「ダイソン掃除機 壁掛け 付け方」で検索するといろいろ出てくるので、興味を持った方はぜひ調べてみてください。

マット類は最初から置かない

我が家では、キッチンマットやトイレマット、玄関マットは置いていません。置くとかえって埃や汚れが溜まってしまって衛生的ではないですし、かといって頻繁に洗濯するのは面倒。それよりは、マット類を置かずに、床が汚れたらその都度拭き取る方が汚れも落ちやすく簡単です。

洗濯物はできる限りたたまない

洗濯物を干すときはできる限りハンガーにかけて干しましょう。乾いたら、ハンガーにかけたままクローゼットへしまえば洗濯物をたたまなくてすみます。下着や靴下などもたたまずに家族それぞれに用意した専用の箱などに入れるだけにすれば、洗濯物をたたむことで生まれる余分なストレスを抱えなくてよくなります。

洗濯物を干す時点で仲間分け

私は、洗濯物をバラバラに干すのではなく、このエリアは夫の物を干すエリア、ここは娘の物を干すエリア、という風になんとなく決めながら干しています。こうしておくと、洗濯物が乾いて取り込むときに家族それぞれの洗濯物をまとめて箱に入れたりクローゼットに持って行ったりできるので、効率が良く早いです。
バラバラに干して全部一緒に取り込むと、これは夫の靴下、これは娘のハンカチという風に後で改めて分別しなくてはならないので面倒に感じ、この方法に落ち着きました。

ほどほどが良い!ズボラ家事を実践して自分の心を軽くしよう

ズボラ家事テクニックをご紹介してきました。家事をどうやっているかは他人に見られるものではないので、どんな方法を取ろうがあなたの自由です。「家事はこうあるべき」というこだわりは捨ててしまって、家事というものに対して今より柔軟に考えることが必要な場合もあります。
そんな時、今回ご紹介したズボラ家事テクニックをぜひ参考にしていただきたいのです。自分に合ったものだけ、一つでも二つでも、毎日の生活に取り入れてみてください。ズボラ家事をする中で少しでも気分が楽になったら、それはとても素敵なことではないでしょうか。