年賀状を作るならどの方法を選ぶ?それぞれの良さを解説

公開日:2024/12/13
年賀状を作るならどの方法を選ぶ?それぞれの良さを解説

もうすぐ今年も終わり。皆さんが毎年頭を悩ませがちなのが「年賀状づくり」ですよね。皆さんは年賀状をいつもどうやって作成していますか?
年賀状を用意するにはいくつかの方法があり、それぞれ良い面と悪い面があります。ここでは、年賀状を作る方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。今年の年賀状はどうやって作るか、この記事を参考にしつつ考えてみてください。

年に一度年賀状を出す意義とは?年賀状の良い面を考えてみた

年賀状を出さずにメールやLINEで年始の挨拶を済ませる人も多くなってきました。確かに、メールやLINEで連絡がとれる今、年に一度年賀状をやり取りする意義はどこにあるのでしょうか。
そんな今だからこそ、年賀状の良い面について考えてみることにしました。

1年を振り返り感謝の気持ちを伝えることができる

いつもお世話になっている身近な人に年賀状を出す場合、年賀状に書くひとことで1年を振り返り感謝の気持ちを伝えることができます。普段はなかなか言えない感謝の言葉も、年賀状で伝えるなら気恥ずかしさもなく、感謝の気持ちを自然に伝えられるきっかけとして重宝します。
こういった背景から、年賀状をきちんと出すことでお互いの関係性が良好になることが考えられます。相手が年配の方なら特に、メールより年賀状が喜ばれるでしょう。

ご無沙汰している人と近況を伝え合うことができる

普段なかなか会えない人と年賀状をやり取りする場合、年賀状をきっかけに自分や相手の近況を伝え合うことができます。一年に一度だけでも年賀状をやり取りすることで、その人と会えなくても繋がっている気持ちになれます。
また、自分がいまどこに住んでいるのか、相手がいまどこに住んでいるのかを連絡し合うことができるのも年賀状の良い面です。その人の住所が書かれた年賀状をとっておけば、その人に何かのお祝いを贈りたい時や手紙を出したい時などに役立ちます。

年賀状を作る過程で自分のセンスを表現できる

年賀状を作る過程で、デザインや子どもの写真、文字のフォントなどを選んで一つの「作品」としての年賀状が出来上がった時、そこには自分のセンスが少なからず反映されています。そういう自分のセンスが表現された「作品」を他の人に披露する機会は滅多にないことです。
年賀状は小さなハガキですが、自分のセンスを表現できるツールとして考えると絵画のキャンバスのように思えてきませんか?年に一度の絵画コンクールに出品するつもりで、気合を入れて年賀状を作るのも良いかもしれません。

出すのが面倒だと思われがちな年賀状ですが、良い面はたくさんあります。年賀状をやめてしまうのは簡単ですが、縁が切れてしまう人も出てくるということ、メールやLINEでは伝わらないこともあるということを忘れないでください。

年賀状の作り方はいろいろある!メリット・デメリットも解説

パソコンやインターネットが普及している現在、年賀状の作り方にはいろいろな選択肢があります。それぞれの作り方にはメリットがある一方で、必ずデメリットも存在します。ここでは、年賀状の作り方5つと、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

スタンプやシールを使ったり絵を描いたりして手作りする

最初にご紹介するのは、年賀状を1枚1枚手作りしていく方法です。市販のスタンプやシールなどを使って可愛らしい絵柄を作ったり、絵の具やペンで絵を描いたりして完成させます。昔からある方法で、老若男女問わず誰しもがチャレンジすることができます。
12月ごろに文房具屋さんに行くと、年賀状を手作りするためのグッズがたくさん売られています。自分のセンスを心ゆくまで表現したい人にとっては、真っ白なハガキから作り上げることのできるこの方法が向いているかもしれません。

【メリット】

  • 世界に一枚だけのオリジナル年賀状が出来上がる
  • 一枚一枚心がこもっており喜ばれる
  • 年賀状を楽しみながら作ることができる
  • 自分で作ったという達成感を味わえる

【デメリット】

  • 手間がかかる
  • 時間がかかる
  • 宛名書きが面倒

完成された年賀状を店で買う

次は、完成された既製品としての年賀状をコンビニや文房具店で買うという方法です。ひと言コメントを書き添えて、宛名を書けばすぐに出来上がるのでお手軽に年賀状を出すことができます。
ただ、完成品を購入するので当然値段が高いです。デザインも限られており、好きなものを選びにくいのが残念ポイント。
しかし、コンビニで3枚入り、5枚入りという風に売られている年賀状は、年賀状が予定より多く来てしまってそちらのお返事をする時などに、年賀状があと少しだけ足りない!という場面で重宝します。

【メリット】

  • 宛名を書くだけですぐに出来上がる
  • 手間がかからない
  • 数枚だけ必要という時に便利

【デメリット】

  • 好きなデザインを選びにくい
  • 値段が高い
  • 宛名書きが面倒

年賀状印刷ソフトやWordを使って作成し、自宅で印刷する

次は、年賀状作成ソフトやWordを使って作成し、自宅で印刷するという方法です。豊富なデザインの中から好きなデザインを選べて気に入った年賀状が作成可能です。少々手間はかかりますが、一度デザインを作ってしまえばあとは印刷するだけなので簡単です。仕上がりもきれいで、自分で作れたという達成感を味わうことができます。ただ、Wordを使う場合はWordの知識がある程度必要になるため、Wordに自信が無い人は年賀状作成ソフトの方を使うことをおすすめします。年賀状作成ソフトには、例えば「筆ぐるめ」「筆まめ」「筆王」などがあります。
また、この方法には、年賀状作成途中に万が一プリンターやパソコンのトラブルが起こった場合困ってしまうというデメリットがあります。そして、年賀状を自分で印刷するのでプリンターのインクをたくさん使ってしまったり、印刷に失敗してしまったりと困りごとも発生する可能性があります。

【メリット】

  • 簡単にお洒落な年賀状を作ることができる
  • 仕上がりがきれい
  • 自分で作ったという達成感を味わえる
  • 宛名もきれい&簡単に印刷できる

【デメリット】

  • 手間がかかる
  • トラブルが起こった時に困る
  • プリンターのインクをたくさん使う

年賀状作成・印刷を業者に依頼する

次は、年賀状作成・印刷を業者に依頼する方法です。年賀状を自宅で印刷する必要がないため、プリンターを持っていない人や、自分で印刷する手間を減らしたい人、時間を節約したい人におすすめの方法となっています。ハガキも業者が用意してくれるので楽ちんです。
印刷をプロに任せられるので仕上がりがきれいな上に、ネットで簡単に注文できて今とても人気があります。裏面はもちろんのこと、面倒な宛名印刷もオプションでやってもらえて、なんとスマホから作成することもできますよ。一度作った住所録は同じ業者を使えばその後も毎年利用できるので便利です。
このような年賀状作成・印刷サービスを提供する業者はたくさんあるので、自分にとって使いやすいところを探してみてください。年賀状作成・印刷サービスを提供する業者には、例えば「郵便局のプリントサービス」「おたより本舗」「ネットスクウェア」「挨拶状ドットコム」などがあります。

【メリット】

  • プロに任せてきれいな年賀状が簡単に手に入る
  • ハガキを用意しなくても良い
  • 時間を節約できる
  • 宛名印刷もオプションでやってもらえる

【デメリット】

  • 少しだけ欲しいという場合は割高になるので向かない

スマホで作成・コンビニで印刷

最後は、セブンイレブンでできる年賀状の作り方の紹介です。手順としては、まず「コンビニで年賀状」のアプリをスマホにダウンロードします。様々なテンプレートの中からお気に入りのデザインを選び、スマホ画面で編集します。デザインが出来上がったら、セブンイレブンに行ってハガキに印刷します。たったこれだけで、お気に入りの年賀状を手に入れることができます。1枚から利用可能なので、他の方法をメインで使って足りない分だけこちらの方法で補うというやり方もおすすめです。また、購入済みのハガキを持ち込んで印刷することもできます。

【メリット】

  • スマホで作成できるから簡単
  • いろいろなデザインから選べて編集もできる
  • コンビニで印刷するからすぐ手に入る
  • 1枚から利用可能なので足りない分を補うのに便利

【デメリット】

  • 宛名書きは自分でする必要がある

年賀状の作り方を5つご紹介してきました。一つのやり方で全部の年賀状を作ろうとする必要は全くなく、メインの方法とサブの方法をそれぞれ選んで組み合わせるのも良いやり方です。料金の問題・時間の問題・手間の問題、どれを優先にするのか考えながら自分に合った方法を選びましょう。

とっておきの1枚であの人に年始のごあいさつをしよう!

年賀状を作り終わって、最後に、年賀状を出す相手一人一人に向けてコメントを書く時が一番楽しくてハートフルな時間と感じる人も多いのではないでしょうか。年に一度だけ、相手のことを考えてその人にふさわしい言葉を考えて書く時間は、年賀状以外では滅多にあるものではありません。せっかく日本に住んでいるのですから、年賀状を簡単にやめてしまわないでこの素敵な習慣を大事にしたいものです。
ご紹介した5つの年賀状の作り方を参考にしてとっておきの1枚を作り、あの人のことを考えながら年始のごあいさつをしてみませんか。

冬の記事は他にもあります。厳しい冬を乗り越えるための話題をチェックしたい方は、こちらのまとめ記事もぜひ参考にしてみてください。