同い年の友人が昇進した、同級生が結婚して子どもの写真をアップしている。そんなSNSを見て自分だけが取り残されているように感じてしまう20代・30代の方は、この記事を読もうとしている方の中にもいらっしゃるのではないかと思います。では、そのような方が自分のペースで働くためにはどうすれば良いのでしょうか。

ユーリード福住は、札幌市豊平区、地下鉄東豊線の福住駅から歩いて通える場所にある就労継続支援A型事業所です。A型は、事業所と雇用契約を結んで働く障がい福祉サービスです。この記事では、周りと自分をつい比べてしまう気持ちがどこから来るのかを一緒に整理したうえで、A型で働くことをどう考えられるか、見学で何を確かめられるかをお伝えします。

周りと比べるのをやめられないのは、なぜなのか

比べてしまうのは、意志が弱いからではありません

人は自分の状況を考えるとき、まわりの人と比べることで判断しやすいところがあります。年齢も環境も近い同世代は、とくに比べやすい相手になります。

そのうえSNSには、昇進や結婚、旅行といった明るい出来事ばかりが並びます。投稿されているのはその人の生活の一部を切り取ったもので、日々の苦労や迷いはあまり表に出てきません。気づかないうちに、画面の向こうの人の「いいところ」と自分の「全部」を比べてしまい、差が実際より大きく見えることもあります。比べてしまうこと自体を、責める必要はありません。

「この年齢までに」という感覚が、焦りを強くします

20代後半から30代は、就職、結婚、住まい、キャリアなどの節目がまとめて語られやすい時期です。「このくらいの年齢までには、こうなっていたい」という目安が、自分でも気づかないうちに心の中で育っていることがあります。期限を意識するほど、今の自分が遅れているように見えてくるのかもしれません。

この目安に、正しい基準があるわけではありません。同じ年齢でも、体調や家庭の事情、これまで働いてきた環境は人それぞれ違います。頭では分かっていても気持ちが追いつかないのは、基準がはっきりしていないぶん、いつまでも終わりが見えないからだと思います。

比べる相手を、過去の自分に変えてみる

比べる気持ちを無理に消そうとしなくても大丈夫です。比べる相手を他の人から半年前の自分に変えてみると、見える景色が少し変わります。できるようになったことは何か、生活のリズムはどう変わったかを、自分に尋ねてみるイメージです。

たとえば週に一度、小さな変化を3行ほどメモしておく方法もあります。朝起きられた日が増えた、外に出られた、集中が30分続いた。どれも人から見れば小さな出来事ですが、あとで見返すと、成長が止まっていたわけではなかったと気づけることがあります。

それでも、「早く追いつかなければ」という気持ちが、次の焦りを生んでしまうこともあります。ここからは、「追いつかなければ」という焦りとの距離の取り方と、A型での働き方を一緒に考えていきます。

「遠回り」に見える道は、本当に遠回りなのでしょうか

焦って選んだ働き方が、続かないこともあります

早くまわりに追いつきたくて、体調に合わない働き方を選んでしまう。無理がたまって、また休まざるをえなくなる。そんな流れに心当たりのある方もいらっしゃるかもしれません。その場合の「近道」は、結果として回り道になってしまいます。

A型で働くことは、一般企業への就職というゴールから見ると、遠回りに映ることがあります。でも、働くための土台を整える期間と考えると、見え方は変わってきます。ただし、A型で働けば必ず一般就労に進める、というお約束はできません。進む道は、ご本人の状況と希望によって変わります。

ユーリード福住が考える働き方

利用する方は、ユーリード福住と雇用契約を結んで働き、出勤を重ねながら、仕事と収入、毎日の生活を安定させていきます。職場の環境は、仕事内容や勤怠の管理、就業規則など、一般の企業に近いものです。

働き始めると、生活の流れにも変化が出てきて、お給料が入ることで将来の計画を具体的に考えやすくなる面もあるでしょう。ただ、働き始めてどう感じるかには個人差があり、ユーリード福住で全員に同じ変化が起きるとお約束するものではありません。

比べる気持ちが強いときは、「何かを達成しなければ」と身構えてしまいがちです。まずは安定して働ける毎日をつくる。その積み重ねの先に、次にやってみたいことが見えてくる場合もあります。

A型事業所ではどんな仕事ができる?

焦りから少し距離を置いて働き方を考えるには、A型事業所にどんな仕事があるのかを知っておくことも手がかりになります。たとえば、ユーリード福住のお仕事には、データ入力、ライティング・事務作業、ホームページ・アプリ作成、デザイン、動画編集・VR動画作成、ネット販売代行、飲食事業(施設外支援)などがあります。パソコンを使う仕事が中心なので、インターネットで検索ができること、フォルダやファイルの扱いなどパソコン用語がひととおり分かること、WordやExcelの基本操作ができることを働き始める時の目安にしています。

ユーリード福住の場合、希望の仕事を担当できるかどうかは、仕事の内容によって異なります。データ入力、ネット販売代行、市場調査レポートの作成(必要な情報を集めて調べ、レポートにまとめるお仕事です)、飲食のお仕事は、その仕事が未経験の方やパソコン作業が苦手な方でも担当できます。気になる仕事があれば、見学のときに、担当できる可能性や仕事の進め方を聞いてみることもできます。

ユーリード福住の仕事内容について、詳しくは次の2記事を読んでみてください。
札幌でパソコンの仕事ができるA型事業所|ユーリード福住の仕事内容
【札幌】パソコンが苦手でもA型事業所で働ける?始めやすいお仕事と、必要な操作の目安

一人で抱え込まないための面談

ユーリード福住では、月に1度、職員との面談があり、希望すれば、それ以外のタイミングでも面談できます。焦りや不安を自分の中だけでふくらませないための場として、使っていただけます。どんなことを話せるのかは、見学のときに職員へ聞いてみることもできます。

同じ職場で働く人との距離感を、札幌のA型事業所・ユーリード福住の見学で確かめる

同世代がいるかどうかと、落ち着いて働けるかどうか

20代・30代の方が気になるのは、一緒に働く人たちの年代や雰囲気ではないでしょうか。ユーリード福住には、20代から50代の利用者さんが在籍していて、そのうち20代・30代の方は約5割です。同世代の方もいれば、少し上の世代の方もいる職場です。

利用の対象は18歳以上65歳未満で、年齢に幅があるぶん、同じ職場で働く方の事情もさまざまです。同世代かどうかだけでなく、自分が落ち着いて作業できる雰囲気か、分からないことを聞きやすい環境かといったことも、続けやすさに関わってきそうです。

見学で見られること

見学は、利用者さんが実際に作業している9:30〜15:00の作業時間に行っています。所要時間は1時間弱で、次のようなところを自分の目で確かめられます。

  • 作業中の利用者さんたちの様子や、まわりの会話の雰囲気
  • 質問したいときに、職員へ声をかけやすそうか
  • 自分がやってみたい仕事の大まかな様子

ご家族や支援者の方の同伴もできますので、一人で行くのが不安なときは、そのことも一緒にご相談ください。

利用までの流れと、体験について

利用までの流れは、主治医への相談、見学、ハローワークでの紹介状の発行、体験、ハローワークでの求人応募、面接・採用の決定、役所での利用申請、受給者証の発行、雇用契約の順です。見学のあと、興味がわいた方や、ユーリード福住で働くことを視野に入れた方には、基本的に体験をしてもらっています。体験で実際の作業を経験してから、働くかどうかを考えられます。人によって流れが違う場合もあるので、詳しくは見学・体験のときにご確認ください。

役所への利用申請や受給者証の発行と、事業所の求人への応募・採用は、別々の手続きです。見学や体験をしたからといって、採用が決まるわけではありません。

つい周りと自分を比べてしまう20代・30代の方へ。基準を自分のほうに戻していくということ

同世代の活躍に焦ってしまう20代・30代の方にとって、自分のペースはどこにあるのか。答えは、他の人の進み具合ではなく、今の自分が無理なく続けられる働き方の中にあると思います。比べてしまう気持ちは自然なもので、消そうとしなくても構いません。基準を他の人から自分のほうへ戻してみると、選べる働き方が少し見えやすくなります。

月1回の面談もあるので、焦りや迷いを職員に話す機会があります。自分に合うかどうかは、見学で職場の空気や仕事の中身を見て決めていただければと思います。 見学や相談は、お電話(011-600-6577、平日9:00〜17:00)か、お問い合わせフォームから受け付けています。場所は、地下鉄東豊線「福住駅」1番出口から徒歩4分です。小さな不安でも、まずはお気軽にご相談ください。

ユーリード福住の見学から採用までの流れについては、
【札幌】ユーリード福住の見学から体験、雇用契約までの流れ|A型事業所を探している方へ
の記事をご覧ください。