
体調に波がある中で「そろそろ働いてみようかな」と考えている方は皆さんの中にもいらっしゃることと思います。「毎日ちゃんと通えるだろうか」「調子が悪い日が続いたらどうしよう」と、働き始める前から心配になることもありますよね。
札幌市豊平区の就労継続支援A型事業所「ユーリード福住」では、出勤率80%を目標にしています。この記事では、その目標に向けて、体調と相談しながら通い続けるための考え方を、毎日の過ごし方、調子が崩れる手前のサインの決め方、職員への相談のしかたの順にお伝えします。
札幌のA型事業所・ユーリード福住の勤務時間・出勤率の目標・お仕事の種類を紹介

ユーリード福住は、雇用契約を結んで働くA型事業所です。雇用契約とは、働く人と事業所のあいだで交わす、働く条件の約束のことです。出勤を重ねながらお仕事をして、お給料を受け取ります。ユーリード福住では、そのなかで、出勤率80%を目標にしています。
ユーリード福住の勤務時間は9:30から15:00までで、1時間のお昼休憩があります。お休みは土曜・日曜・祝日です。1日の流れは、9:30に出勤して朝礼、午前のお仕事、12:00から昼休憩、13:00から午後のお仕事と仕上げ、片付けをして15:00に退勤、という形です。
また、働き始めて6か月がたち、その間の出勤率が80%以上の場合に、有給休暇が付与されます。出勤率80%という数字は、この有給休暇の付与にも関わっています。付与される日数などは、見学・相談のときに質問できます。
ユーリード福住のお仕事の種類は、IT・Web制作、PC作業・事務、パソコン修理、飲食、ネットオークション出品代行です。どのお仕事を担当するかは、見学・相談のときに聞けます。
ユーリード福住の仕事内容については、
札幌でパソコンの仕事ができるA型事業所|ユーリード福住の仕事内容
の記事で詳しく解説しています。
調子がいい日と週末の過ごし方が、A型事業所への通いやすさを左右します

A型事業所に通い続けられるかどうかは、お仕事の時間だけで決まるわけではありません。お仕事が終わったあとの時間や、お休みの日の過ごし方が、次の日、次の週の体調につながることがあります。ここでは、ふたつのことをお伝えします。
調子がいい日こそ、余力を残しておく
調子がいい日は、「今のうちに」と、あれもこれもやりたくなりますよね。その気持ちは自然なものです。ただ、調子がいい日に頑張りすぎると、数日たってからその反動が来ることもあります。
ユーリード福住のお仕事は15:00に終わるので、帰宅後に時間があります。その時間に、買い物、掃除、友人との約束と、予定を詰め込みすぎないようにすれば、翌日の出勤に力を残せます。「あと1つやれそう」と感じたところで、あえて止めておくくらいが、長く続けるにはちょうどいいかもしれません。
お仕事の進め方も、余力を残す考え方は同じです。ユーリード福住では、仕事をいきなり一人で任されることはなく、職員や仲間と一緒に、できることを少しずつ増やしていきます。
睡眠のリズムを、週末にくずしすぎない
土曜・日曜・祝日がお休みだと、つい夜更かしをして、朝ゆっくり起きたくなります。お休みの日にしっかり休むことは、大切です。とはいえ、寝る時間と起きる時間が平日と大きく変わると、月曜日の朝に体が重く感じられることがあります。
そこで、起きる時間だけは、平日と大きく変えないようにしておく方法があります。夜は遅くなっても、朝は同じ頃に起きて、昼間に短く横になる。これなら、リズムを保ちながら体を休められます。お休みの日の午前中に、散歩や買い物など軽い予定を一つ入れるのも、起きる時間を保つ方法です。眠りのことでつらさが続くときは、主治医に相談できます。
A型事業所に通い続けるための、3つの柱

出勤率80%の目標に向けて通い続けるために、決めておくと楽になることを、3つにまとめました。全部をいきなり取り入れなくても構いません。気になったところから試してみて、合わないものは、そのまま見送ることもできます。
① 睡眠と薬の決まりをつくる
ひとつ目は、毎日の睡眠と服薬を、できるだけ同じ流れにそろえておくことです。
睡眠は、寝る時間と起きる時間のだいたいの目安を決めておきます。薬は、朝食のあと、歯みがきのあとなど、毎日必ずやる行動とセットにすると、飲み忘れの予防になります。薬の量や飲む時間は、主治医の指示にしたがうことが大切です。自分の判断で変えず、眠気や体のだるさなど気になることがあれば、主治医に伝えて相談できます。
② 体調の「黄信号」を決めておく
ふたつ目は、調子が崩れる手前のサインを、自分で決めておくことです。信号にたとえると、いつもどおりの「青」、気をつけたい「黄信号」、いったん立ち止まりたい「赤信号」の3つです。
黄信号の中身は、人によって違います。たとえば、寝つきが悪い日が2日続く、朝ごはんが食べたくない、音や光がいつもより気になる、帰宅するとすぐに横になりたくなる、といったことです。自分の場合はどうなるか、思い出しながらメモにしておきます。メモは、スマートフォンのメモ機能や手帳など、毎日目に入る場所に残せば、見返しやすくなります。通院の日に主治医に見せて、サインの見つけ方を相談することもできます。
黄信号が出たときの動き方も、先に決めておくと迷いません。帰宅後の予定を減らす、早めに寝る、職員に一言伝える。赤信号のときは、主治医に連絡し、職員に面談をお願いして、体調を相談します。
③ 調子が悪い日の「軽めの過ごし方」を持っておく
みっつ目は、調子が悪い日のための、自分用の過ごし方を用意しておくことです。体調がすぐれない日でも、準備が整っていれば、気持ちの負担が少し軽くなります。
たとえば、前の日の夜に、着る服と持ち物をそろえておく。朝の準備を減らして、ゆっくり出かけられるようにする。昼休憩の1時間は、人と話さず静かに過ごす。帰宅後は予定を入れず、簡単な夕食にして、早めに休む。省けるところが決まっていれば、「今日はこれだけやればいい」と思えます。
調子が悪い日が続いたときのために、1日の中でいちばんしんどい時間帯をメモしておくのも一つの方法です。朝なのか午後なのかがわかると、職員や主治医に伝えるときの手がかりになります。
調子が悪い日にお仕事の量や進め方をどうするかは、見学・相談のときに、職員に聞いておけます。
A型事業所では、職員に相談することが大切

限界を迎える前に、小さく伝える
体調のことは、「ちゃんと説明できるようになってから」と考えているうちに、伝えるタイミングを逃してしまうことがあります。でも、はっきりした理由がなくても構いません。「最近ちょっと睡眠が浅くて」「朝が少し重くて」くらいの一言で、十分です。
小さな一言を早めに伝えられていれば、あとで本当にしんどくなったときにも、話を切り出せます。職員のほうも、あなたの調子の変化に気づきやすくなります。
ユーリード福住には、一人で完璧にならなくていい、という考え方があります。体調のことも、一人で抱え込まず、まず職員に話すところから始められます。
月1回の面談と、希望したときの面談
ユーリード福住では、月に1度、職員との面談があります。それとは別に、あなたが希望したときにも面談ができます。
月1回の面談では、体調のことを相談できます。うまく言えないときは、「少し気になっていて」と切り出すだけでも、相談は始められます。
黄信号が続くときや、赤信号が出たときは、月1回の面談を待たずに、希望して話すこともできます。
主治医と、職員と、あなた
体調のことを相談できる先は、職員だけではありません。薬や病気のことは、主治医がいちばんの相談先です。また、A型事業所には、利用者さん一人ひとりの支援をとりまとめる、サービス管理責任者(サビ管)という役割の職員が置かれています。ユーリード福住での関わり方は、見学・相談のときに確認できます。
主治医、職員、そしてあなたが、それぞれの立場から体調を見守る形をつくっておくと、大きく崩れる前の変化にも気づけます。
A型事業所で、8割の出勤を続けるために

調子がいい日は余力を残し、お休みの日も睡眠のリズムを保っておく。睡眠と薬の決まりをつくり、黄信号のサインを決め、調子が悪い日の過ごし方を用意しておく。そして、小さな一言を、早めに職員に伝えていく。この積み重ねが、8割の出勤を支えてくれます。
A型事業所に8割通えている日々を長く続けるためには、体調と相談しながら自分のペースを少しずつ見つけていけます。
見学・相談について
札幌のA型事業所・ユーリード福住は、豊平区の福住駅から歩いて4分のところにあります。
見学は、利用者さんが実際にお仕事をしている9:30〜15:00の作業時間に行っていて、所要時間は1時間弱です。
ご家族や支援者の方といっしょに来ていただくこともできます。お電話は平日の9:00〜17:00に受け付けています(011-600-6577)。お問い合わせフォームからもご連絡いただけます。
見学だけ、相談だけでも大丈夫です。調子が悪い日のお仕事の進め方など、この記事で気になったことを、そのまま聞いていただけます。「体調に波があるけれど、通えるかな」というところからでも、ご相談いただけます。
ユーリード福住の見学から採用までの流れについては、
【札幌】ユーリード福住の見学から雇用契約までの流れ|A型事業所を探している方へ
の記事をご覧ください。