就労継続支援A型事業所というと、事業所に通って、その中でお仕事をする場所というイメージをお持ちかもしれません。実際、利用者さんは多くの時間を事業所の中で過ごすことになります。
ただ、A型事業所の中には、事業所の外にある職場で働く経験ができるところもあります。札幌のA型事業所・ユーリード福住の場合は、市内の飲食店がその場になっています。
飲食と聞くと、接客を思い浮かべる方が多いかもしれません。人と話す場面が多い仕事は難しそうだと感じて、そこでこの記事を読むのをやめようとされた方もいらっしゃるかと思います。しかし、飲食のお仕事は接客だけではありません。
この記事では、A型事業所から外の職場に出て働くとはどういうことなのか、そして飲食のお仕事では具体的にどのような作業をしているのかをご紹介します。
A型事業所の仕事は、事業所の中だけとは限りません

外の職場で働く経験ができるしくみがあります
就労継続支援には、事業所の中だけでなく、外部の職場で支援を受けながら働く形が認められています。実習に近い位置づけで、事業所に在籍したまま、外のお店や会社で実際の仕事を経験するというものです。
雇用契約は、これまでどおり事業所と結んだままです。お給料の考え方も変わりませんし、支援を受けられることも変わりません。籍が移るわけではありませんので、その点はご安心いただければと思います。
事業所でのお仕事と組み合わせて行います
外の職場に出られる日数には決まりがあるため、利用者さんがずっと外で働き続けるという形にはなりません。事業所でのお仕事と組み合わせながら、少しずつ経験を積んでいく形になります。
札幌のA型事業所・ユーリード福住でも、事業所でのお仕事と飲食のお仕事を組み合わせる形で行っています。
A型事業所での飲食のお仕事は、接客だけではありません

お店の表に立たない仕事があります
飲食店のお仕事というと、注文をとったり料理を運んだりする場面を思い浮かべる方が多いかと思います。ただ、お客様の目に触れる仕事は、飲食店の業務の一部にすぎません。
仕込みや下ごしらえ、洗い場、店内の清掃、開店と閉店の準備。こうした作業は、お客様と顔を合わせる場面がほとんどありません。お店が動いていくために欠かせない部分でありながら、外からは見えにくい仕事です。
人と接する量は、担当する仕事によって変わります
同じ飲食店の中でも、ホールに立つ仕事と、厨房の裏側での仕事とでは、人と話す場面の多さがかなり違ってきます。
飲食のお仕事が自分に合うかどうかを考えるときは、「飲食かどうか」よりも「どの作業を担当するのか」で見ていくほうが、実際に近い判断ができるかと思います。
札幌のA型事業所・ユーリード福住の利用者さんはどんな飲食の仕事をしている?

どのような作業をしているのか
ユーリード福住で飲食のお仕事をしている利用者さんが通っているのは、市内の飲食店です。利用者さんが担当しているのは、次のような作業になります。
- 仕込みや下ごしらえ
- 洗い場、食器洗浄
- 店内の清掃
- 開店と閉店の準備
- 調理補助
調理補助は、指示を受けながら、野菜を洗ったり切ったり、タレなどの調味料を混ぜ合わせたりする作業です。はじめから料理を組み立てるわけではありませんので、調理の経験がないと務まらない、というものではないかと思います。
とはいえ、お店の営業に関わるお仕事です。時間や手順の決まりがある中で進めていく場面もありますので、そのあたりは実際に見ていただくのがいちばん確かかと思います。
接客は基本的にありません
お客様と直接お話しする場面は、基本的にありません。人と話す場面が少ないほうが落ち着いて取り組めるという方にも、進めていただける内容かと思います。
一方で、接客をしてみたいという方には、そうしたお仕事に関わっていく道もあります。どちらにするかは、ご希望をうかがいながら決めていく形です。
勤務時間は9時00分から14時30分です
事業所での勤務時間は9時30分から15時00分ですので、飲食のお仕事に出る日は、30分早く始まって30分早く終わることになります。
お店へは直接向かいます
勤務場所にはどうやって向かうのかというと、事業所に立ち寄ってからではなく、ご自宅からお店へ直接向かう形をとっています。事業所とお店とでは通勤経路が変わりますので、そのあたりも見学や面接の際にご相談いただければと思います。
お店のスタッフから教わります
飲食のお仕事の日は、お店のスタッフの方から直接教えていただくことになります。
初めての職場でもスタッフの方が丁寧に教えてくださるので、分からないことがあれば、その場で聞くことができます。
いつものA型事業所から外に出て飲食の仕事をすることは、どのような経験になるでしょうか

一般就労を考えている方にとって
もしあなたが、将来的に飲食に関するお仕事をするために一般企業で働くことを考えている場合、事業所の外がどのような場所なのかを知っておくことは、ひとつの手がかりになるかと思います。
一概には言えませんが、実際に行ってみて初めて分かることもあります。通勤にどのくらいかかるのか、職場の雰囲気はどうか、指示はどのように出されるのか。こうしたことは、調べただけでは分かりにくい部分かもしれません。
洗い物や調理が好きな方に
体を動かしているほうが気持ちが落ち着く。洗い物をしていると頭が整理される。料理をするのが好き。そういう方には、パソコンの前に座り続けるよりも飲食のお仕事が合っている場合があるかもしれません。
ご自身がどちらのほうが取り組みやすいかは、やってみないと分からない部分もあるかと思います。
パソコンのお仕事との行き来もできます
もし、飲食のお仕事をやってみて自分には合わないと感じた場合には、パソコンのお仕事に戻ることができます。逆に、パソコンのお仕事をしていて飲食に関心が出てきたという場合も、ご相談いただけます。
一度決めたら変えられない、というものではありません。
ユーリード福住のパソコンのお仕事については
札幌でパソコンの仕事ができるA型事業所|ユーリード福住の仕事内容
の記事でご紹介しています。
A型事業所での飲食の仕事に興味があれば、まずは見学から始めてみましょう

外の職場で働く経験は、ご本人のご希望から始まります。こちらから決めていくものではありませんので、関心をお持ちになった段階でお声がけいただければと思います。
見学はいつでも受け付けています。「飲食のお仕事に少し関心がある」という段階でも大丈夫です。その場合、飲食店の近くでユーリード福住の職員と待ち合わせをして、一緒に飲食店を見学することもできます。
まずは飲食店で利用者さんが働いている様子をご覧いただいて、そのうえで、どのような働き方が合いそうかを一緒に考えていければと思います。
見学から利用開始までの流れは
【札幌】A型事業所ユーリード福住の見学・体験・採用までの流れを詳しく解説!
の記事にまとめています。
勤務時間や休日、有給休暇のしくみについては
就労継続支援A型事業所では何時間働ける?勤務時間・休日・有給休暇のしくみ
の記事をご覧ください。